モデナ地方の老舗バルサミコ酢工場「Acetaia Leonardi(アチェタイア・レオナルディ)」

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モデナ県にはたくさんのバルサミコ酢工場があるのですが、その中でも有名な老舗バルサミコ酢工場のひとつが「Acetaia Leonardi(アチェタイア・レオナルディ)」。

1870年創業で、現在は4代目のオーナー。
ブドウ作りから熟成までを自分たちで行っている、大きいながらも家族経営のバルサミコ酢工場です。

日本のお店でここのバルサミコ酢を使っている方の視察見学に通訳として同行したので、そのときの様子を紹介します。

1871年創業の老舗バルサミコ酢工場。
ヨーロッパの王族の結婚式の晩餐会で使われるなど、有名なバルサミコ酢工場です。

ここではガイド付きツアーを予約していたのですが、他の見学者が到着するまで少し時間があったので中の直売所を見せてもらいました。

さすがは老舗工場。直売所も広いです。

広い直売所にはたくさんの商品が所狭しと並んでいます。
どれを買うか、迷ってしまいそうですね。

日本のお店でも使っているというホワイトバルサミコ酢も売っていました。

【ホワイトバルサミコ酢って?】
ぶどうジュースを煮詰めてから作るバルサミコ酢。
白ブドウのジュースだけを使っても、煮詰めている途中でどうしても黒くなってしまうと聞いたことがあったので、どのようにして白いバルサミコ酢をつくるのか聞いてみました。

【ホワイトバルサミコ酢作りのポイント】
①白ブドウ(トレビアーノ)だけを使う
※普通のバルサミコ酢は赤ブドウ(ランブルスコ)と白ブドウ(トレビアーノ)を混ぜて作ります。
②真空の窯で空気に触れさせないようにして煮詰める
※空気に触れるとどうしても黒くなってしまいます。
空気に触れさせないことで、煮詰めても白さが保てるんだそう。ナルホド……!
③オークの樽に入れて熟成させる
オークの樽で熟成させることで黄金色になります

直売所を見ているうちに、ツアーの時間が。ガイドと一緒に工場の中を見学してきました。

ツアー中に、樽が並ぶ熟成庫で3種類のバルサミコ酢を味見させてもらいました。

①GINEPRO(ビャクシン・ヒノキ科の針葉樹)の樽で20~25年ほど熟成させたもの
②サクランボの木の樽で20~25年ほど熟成させたもの
③100年熟成させたもの

滅多に食べられない100年熟成のバルサミコ酢。
ありがたく味わっていただきました~♪

見学後は、直売所に戻って軽食のサービスがありました。
(今回は顧客の視察見学だったためランチぐらいの量が出ましたが、見学コースによっていろいろなサービスがあるようです)

 ここで作っているランブルスコと一緒に、軽食を頂きました。
ごちそうさまでした!

ここではランブルスコもつくっていますが、ワインをつくるのは少し離れた場所だそう。
ワインとお酢を同じ場所で作ると、酢酸菌がワインに入ってしまい全部お酢になってしまうんだとか……(汗)

とっても興味深かったAcetaia Leonardiのガイド付きツアー。
興味のある人はぜひ行ってみてくださいね!

Acetaia Leonardi
所在地:Via Mazzacavallo, 62, 41043 Magreta MO
URL:Acetaia Leonardi公式サイト(英語)

※ガイド付きツアーは事前予約が必要ですが、直売所は毎日8時30分~19時まで開いています。

こちらのバルサミコ酢工場へは、ボローニャまたはモデナから専用車でもご案内できます。
「英語で説明されても分からない……」という方は日本人通訳を付けるのもお勧め♪

専用車や日本人通訳についてのお問い合わせはこちらからどうぞ。

この記事を書いた人
  • 公認ハイヤードライバー
  • 日伊通訳

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