イタリアで使えるクレジットカードは?何枚持っていく?AMEXは使える?おすすめのカードは?在住者が解説します
イタリア旅行に欠かせないのがクレジットカード。
イタリアの小さなお店ではまだ現金でしか支払えないこともありますが、多くのところでクレジットカード決済ができるようになってきました。
イタリア旅行に持っていくクレジットカード。
何枚持っていけばいいの?AMEXは使える?
という質問をメールで頂くので、私がいつも「こうすれば便利ですよ!」とアドバイスしていることをまとめました。
これからイタリアに行く予定のある人は参考にしてくださいね!
イタリアで使えるクレジットカードは?
私がイタリアに来た2006年に比べると、クレジットカードが使える場所がかなり増えました。
ただ「Visa」か「MasterCard」のみ使えるというところが多いです。
ローマやフィレンツェなど日本人観光客が多い街ではJCBも使えるお店もあるようですが、小さな町や田舎に行くとカードが使えるお店でも「カードはVisaかMasterCardのみ」というところがほとんど。
博物館や美術館、少し高めのレストランなどではAMEXも使えるところがありますが、VisaやMasterCardに比べると使える場所は少ないです。
AMEX(アメリカン・エクスプレス)はカード決済時の手数料が高いため、とくに小さなお店は敬遠することが多いみたい。
イタリアで使えるクレジットカードのポイントまとめ↓
- クレジットカードが使えるお店は多い
- VisaかMastercardしか使えないところが多い
- 博物館や美術館、少し高めのレストランではAMRX(アメリカン・エクスプレス)が使えるところが多い
- 駅の券売機はAMRX(アメリカン・エクスプレス)が使える
- 日本人旅行者が多い都市ではJCBが使えるお店も多い
イタリアで実際にあったクレジットカードトラブル3選
イタリアで実際にあったクレジットカードのトラブル3選はこちら。
- 暗証番号が分からずカードが使えなかった
- IDチップ無しのカードが使えなかった
- AMEXしかなく、ほとんどのお店で使えなかった
1.暗証番号が分からずカードが使えなかった
日本ではまだまだサイン決済のところが多いためか、自分のカードの暗証番号を知らない人がいます。
暗証番号を聞くには、クレジットカード会社に問い合わせると1週間ほどで暗証番号が書かれた封書が自宅に送られてきます。
電話では暗証番号は教えてくれないので注意!
旅行が決まったら、早めにクレジットカード会社に問い合わせて暗証番号を確認しておきましょう。
2.IDチップ無しのカードが使えなかった
日本だとサインで決済をするIDチップ無しのクレジットカード。
イタリアでは必ず暗証番号が必要になるので、IDチップ無しのカードは使えないことがあります。
IDチップ無しのカードはサインをすれば決済してくれるお店もありますが、お店によっては「これは使えない」と言われてしまうことも……。
IDチップのカード(+暗証番号)を持ってきた方が安心です。
3.AMEXしかなく、ほとんどのお店で使えなかった
小さな町のお店や、大きな町でも個人商店などではVisa、MasterCardしか使えないところがほとんどです。
AMEXカードしか持っていない人は、旅行前にVisaまたはMasterCardを1枚作っておきましょう。
イタリア旅行に持っていくクレジットカードの種類と枚数は?
イタリア旅行に持っていくべき「クレジットカードの種類と枚数」はこちら。
以下のいずれかの種類・枚数で持ってくるのがおすすめです。
- Visaを2枚
- VisaとMasterCardを1枚ずつ
- AMEXやJCBを使いたい場合は持ってきてもOK
それ以外にVisaかMasterCardも必ず1枚は必要
日本でAMEXやJCBをメインに使っている人は、旅行までにVisaまたはMasterCardを1枚作っておくと安心。
とくに田舎の小さなお店では、カード決済ができても「VisaかMasterCardしか使えない」ところが多いです。
現地で買い物をたくさんしようと思っているなら「Visaを2枚またはVisaとMasterCardを1枚ずつ」がおすすめ!
海外ではやっぱりVisaが最強です♪
イタリア旅行に持っていくクレジットカードを選ぶポイント3つ
イタリア旅行に持っていくクレジットカードは、どうやって選べばいいの?
という人のために、ここでは「イタリア旅行に持っていくクレジットカードを選ぶポイント3つ」を紹介します。
- 海外旅行傷害保険の有無を確認しよう
- 海外旅行傷害保険が「自動付帯」か「利用付帯」かを確認しよう
- 傷害時の補償金額も確認しよう
ポイント1. 海外旅行傷害保険の有無を確認しよう
クレジットカードには「海外旅行傷害保険」がついているものがあります。
イタリア旅行に持っていくためのクレジットカードを選ぶなら「海外旅行傷害保険」がついているものを選びましょう。
保険付きのカードは、1枚もっていれば万が一の場合に安心。
でも保険付きのカードを複数枚持っていると、補償額が合算される(※)のでさらに安心です。
「万が一に備えたい」という人は、海外旅行傷害保険付きのカードを複数枚持っていくのもおすすめですよ。
ポイント2. 海外旅行傷害保険が「自動付帯」か「利用付帯」かを確認しよう
海外旅行傷害保険付きのクレジットカードの中でも「自動付帯」と「利用付帯」があるので注意!
自動付帯 | カードを持っているだけで自動的に保険に加入することになり、旅行先で何かあった場合は自動的に保険が適応されます。 |
利用付帯 | 旅行費用や航空券など旅行に関する支払いをすることで保険に加入できます。 旅行先で何かあった場合、旅行費用をカードでまったく支払っていない場合は保険が適応されません。 |
自動付帯はカードを持っているだけで保険が適当されるので、イタリア旅行に1枚持っていくと安心。
ゴールドカードなど、高い年会費が必要なカードは自動付帯になっていることが多いです。
ポイント3. 傷害時の補償金額も確認しよう
海外旅行傷害保険付きのクレジットカードを選ぶときには「傷害時の補償金額」などもしっかり確認しましょう。
「海外旅行傷害保険」の最高保証金額として書かれている金額は、たいていの場合死亡した場合の金額です。
旅行中に必要になる保険の多くが傷害保険なので、傷害時の補償金額も確認しておきましょう。
傷害時の補償が充実しているカードを選ぶのがおすすめ!
イタリア旅行時におすすめのクレジットカード2つ
イタリア旅行におすすめのクレジットカードはこちらの2つ。
1.海外旅行傷害保険が充実&キャッシュレス診療可能な「エポスカード」
旅行前に海外旅行傷害保険が付いているカードを作りたいけど……どれがいいの?
というあなたにおすすめのクレジットカードが「エポスカード」。
サブカードとしても持ちやすい、年会費無料で持てるカードです。
エポスカードのおすすめポイント7つ
エポスカードのおすすめポイントはこちらの7つ。
- 年会費永年無料
- 海外旅行保険が充実
- キャッシュレス診療可
- 店舗受け取りなら即日発行可能
- 誰でも審査に通りやすい
- カード利用についての安心サポートが充実
- 年会費無料でゴールドカードへアップグレード
以前は海外旅行傷害保険が自動付帯(カードを持っているだけで海外旅行保険が適応になる)だったのですが、2023年10月1日より「利用付帯」に変更になりました。
旅行出発前にエポスカードで海外旅行関連の支払いをしておけば、海外で何かあったときに補償してくれます。
年会費が永久無料なのもうれしいですよね。
「メインのカードは違うものを使っている」という人でも、年会費がかからないのでサブ(2枚目)のカードとしてもおすすめ!
海外旅行に1回でも行く人なら、持っておいて損はないカードです。
私も日本に住んでいたら絶対作ってた~!
エポスカードの海外旅行傷害保険の補償内容
\エポスカードの海外旅行傷害保険の補償内容/
※携行品1つあたり10万円程度、乗車券等は合計5万円程度
※携行品損害は、1個・1組・1対あたり10万円限度。
1回の旅行につき90日間も保証してくれるので、90日間以内の長期滞在や短期留学に行く人も使えますよ!
以前は死亡保障は500万円と少なめだったのですが、利用付帯になり最高3000万円になりました。
さらに補償内容を充実させたいなら、ほかのクレジットカードとの合算がおすすめ!
「年会費無料で海外旅行保険が充実しているカード」を探している方にはイチオシのクレジットカードです。
\海外旅行損害保険が充実!/
永年年会費無料・タッチ決済可
Visaカードなので、イタリア国内でクレジットカードが使えるところならどこでも使えます。
タッチ決済ができるのも便利!
エポスカードについては、こちらの記事で詳しく紹介しています↓↓
2.楽天市場をよく利用するなら「楽天カード」
楽天市場でよく買い物をする人の必需品ですが、海外旅行傷害保険も充実しているのでイタリア旅行に持っていくカードとしてもおすすめです。
楽天カードの海外旅行傷害保険の補償内容
楽天カードは死亡保険が2000万円、傷害保険も200万までと保証が手厚い点がポイント。
保証期間は日本出国日から3カ月後の午後12時(24時)までの旅行期間となります。
携行品損害補償がないのが残念ですが、その他の補償はとても充実しています。
「傷害死亡・後遺障害補償」以外は補償額が合算できるので、エポスカードと楽天カードどちらも持っていた場合、すべての補償額は以下のようになります。
傷害死亡・後遺障害補償 | 3,000万円 ※合算ができないため、エポスカードの補償金額が限度額になります。 |
障害治療費用 【1事故の限度額】 | 400万円 ※エポスカード200万円+楽天カード200万円 |
疾病治療費用 【1疾病の限度額】 | 470万円 ※エポスカード270万円+楽天カード200万円 |
賠償責任(自己負担なし) 【1事故の限度額】 | 6,000万円 ※エポスカード3,000万円+楽天カード3,000万円 |
救援者費用 【1旅行・保険期間中の限度額】 | 300万円 ※エポスカード100万円+楽天カード200万円 |
携行品損害(自己負担3,000円) 【1旅行・保険期間中の限度額】 | 20万円 ※1個につき10万円が限度額 |
海外旅行傷害保険付きのカードを2枚持っていると、かなり充実した補償内容になりますね。
楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードを持っていると、さらに補償金額があがります♪
楽天カードの海外旅行傷害保険は利用付帯なので、旅行に関する支払いをしなければ補償の対象になりません。
楽天カードの公式サイトには、以下のような記載が。
保険が有効となるには、日本を出国する以前に『募集型企画旅行の料金』に該当する代金を利用条件のある楽天カードで支払っていることが条件になります。
引用元:https://www.rakuten-card.co.jp/overseas/insurance/
要するに「楽天カードで該当する旅行関連料金を支払えばOK!」ということ。
該当する料金はこちら。
- 旅行代理店で予約した海外パックツアー料金
- 渡航先への航空券
- 目的地までの乗継便の航空券
※行程の一部でも出国前に決済すればOK!
※利用金額の制限はなし
※1円以上の代金をクレジットカード決済すればOK!
注意すべきポイントは「自分で航空券を予約した場合、保険は適応されない」ということ。
航空会社のサイトや航空券予約サイトから予約を取ると、楽天カードで支払いをした場合でも海外旅行傷害保険は適応されないので注意!
楽天カードの海外旅行傷害保険を使いたい場合は、旅行代理店のパックツアーに申し込んだり航空券を予約したりする必要があります。
また『募集型企画旅行の料金』を支払う必要があるため、旅行代理店で予約を取る場合は予約してもらう内容が「募集型企画」になるかどうか確認しましょう。
せっかく楽天カードで支払ったのに「保険適応にならなかった」では悲しすぎます……(涙)
海外旅行傷害保険が適応になるように、支払い前にしっかり確認しましょう!
\旅行代金を支払って海外旅行保険を付けよう!/
イタリア旅行時はVisaやMastercardを必ず持っていこう
近年急速にすすんだ日本の「キャッシュレス化」に比べると、イタリアはまだまだ現金払いが多いような気がします。
とは言え、都市部ではほとんどのお店やレストランでクレジットカードが使えるようになっています。
使えるクレジットカードはVisaかMasterCardが多いので、イタリア旅行に持ってくるカードはどちらかがおすすめ!
海外キャッシングをするなら、ATMが多いVisaが便利です。
いろんなブランドのカードを持ってくるのもありですが、必ず1枚はVisaカードを持ってくるようにしてくださいね。
あ、出発前にはクレジットカードの暗証番号の確認も忘れずに!
エポスカードについては、こちらの記事で詳しく紹介しています↓↓
\海外旅行損害保険が充実!/
\楽天ポイントがたまる!/