日本語でイタリアの高速列車予約ができるサイト「Omio(オミオ)」が便利!現地通訳が使い方を解説

※当サイトはアフィリエイトリンクを含みます。記事内容は公平さを心がけています。

イタリアを個人で旅行するなら、高速列車の利用が便利です。

私がイタリアに来た2006年頃のイタリアの列車事情はひどかったのですが(涙)、2023年現在高速列車の利用については

  • 高速列車専用の線路ができた
  • 遅延がかなり減った
  • 主要都市への移動が快適にできるようになった
  • 駅の自動券売機で安心して切符を購入できるようになった

と、かなり改善されています。

高速列車の切符は公式サイトからも買えますが、

英語での決済が不安……日本語で買えるサイトはある?

という人のために、今回は「日本語でイタリアの高速列車の切符が買えるサイト」を紹介します。

列車の検索から決済まですべて日本語なので、英語での決済が不安という人でも安心して購入できますよ!
「旅行前に列車の予約を自分でしておきたい」という人は、ぜひ参考にしてください。

目次

日本語でイタリアの高速列車予約ができる「Omio(オミオ)」

https://www.omio.jp/

Omio(オミオ)とは、ヨーロッパのバス・列車・飛行機などの交通手段を一括検索できるサイトです。

私がおすすめなのは「フレッチャロッサやイタロなど、イタリアの高速列車を予約する」ために利用すること。

フレッチャロッサやイタロの公式サイトでも予約はできますが、サイトはイタリア語または英語のみ。
Omioは日本語で予約ができるので「語学に自信がない……」という人でも安心です。
日本語で決済ができると安心ですよね。

日本語への翻訳が時々おかしい箇所もありますが……(汗)
日本語は理解できるレベルなので、問題なく予約できます。

Omioは日本語で予約ができますが、公式サイトで購入する料金よりも少し高くなります。
(日本語で簡単に予約ができる分、手数料が加算されます)

Omioの予約方法5ステップ

Omioでイタリアの高速列車を予約する方法5ステップを紹介します。
今回は、以下の条件で検索する場合の予約方法を紹介。

ボローニャからフィレンツェへの往復チケット/大人1名

ステップ毎に詳しく説明していくので「Omioで予約してみたい」という人は、ぜひこの記事を見ながら一緒に予約してみてくださいね!

\ 日本語でカンタン予約! /

ステップ1 列車のチケットを検索する

Omioのサイトへ行き、トップページで検索項目を入力しましょう。

https://www.omio.jp/
往復/片道を選ぶ

片道/往復を選びましょう。

人数を選ぶ

「大人」「青年」「年寄り」と人数を選びましょう。
会員カードなどの割引カードがある場合は「割引カードを追加」にチェックを入れておきます。

https://www.omio.jp/

「年寄り」って……(汗)
海外サイトの日本語翻訳版なので、ときどき微妙な表現があります。

出発地を選ぶ

出発地を選びましょう。今回はボローニャから出発するので「ボローニャ」と入力します。

選択肢がいくつか出てくるので「ボローニャ,イタリア」「ボローニャ中央駅」のどちらからを選びます。

https://www.omio.jp/

ほかの都市から出発する場合は……

  • ミラノ……「ミラノ,イタリア」または「ミラノ中央駅」を選びましょう
  • ベネチア……「ベニス,イタリア」を選びましょう
  • フィレンツェ……「フィレンツェ,イタリア」または「フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅」を選びましょう
  • ローマ……「ローマ,イタリア」または「ローマ・テルミニ駅」を選びましょう
  • ナポリ……「ナポリ,イタリア」を選びましょう

ミラノ・フィレンツェ・ローマは中央駅以外にも駅の選択肢があります。
中央駅以外の駅近くにホテルなどを取った場合は、最寄りの駅で探せますよ!

目的地を選ぶ

出発地を選びましょう。今回はフィレンツェへの列車を予約するので「フィレンツェ」と入力します。

選択肢がいくつか出てくるので「フィレンツェ,イタリア」「フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅」のどちらからを選びます。

https://www.omio.jp/
日付を選ぶ

列車に乗りたい日付を選びましょう。
日付部分をクリックするとカレンダーが表示されるので、往復の日付を選べばOK!

https://www.omio.jp/
「私の宿泊施設を探す」をオフにする

Omioはホテル予約サイト「Booking.com」と提携しているらしく、列車チケットを検索すると自動的にBooking.comのサイトも別タブで開くように設定されています。

これが地味にイラッとします……(笑)

Bookinng.comのサイトを開きたくない場合は「私の宿泊施設を探す」をオフにしておきましょう。
「ホテルも一緒に探したい!」という人は、オンのままでOKです。

通貨も選択できます

通貨を設定しましょう。日本円で決済するなら円表示がわかりやすいと思うので「JPY」を選びます。

https://www.omio.jp/

私がイタリア在住のなので自動的に「ユーロ」が表示されたのかも……。
日本からアクセスすると、はじめから「日本円」が表示されるかもしれません。

言語も選択できます

サイトは日本語表示なので「言語」は触らなくてOKですが、日本語以外の言語を表示したい場合はここから設定できます。

すべての設定ができたら「検索」をクリック!

ステップ2 列車を選ぶ

条件に合った列車の一覧が表示されるので、好きな列車を選びましょう。

https://www.omio.jp/

列車の上にカーソルをあわせると、右の地図に経路が表示されます。

乗り換えがある場合は、どこで乗り換えなのかが一目でわかるので便利!

列車表の見方はこちら。

列車を選んだらクリック。
往復を購入する場合は「Select Retern」のページに移動するので、復路の列車を選びましょう。

https://www.omio.jp/

復路の列車を選ぶとき、料金の表示が「+〇〇円」となります。
これは「往路の料金に○○円が加算される」という意味。

たとえば往路の料金が「4,000円」で復路の料金に「+1,629円」と書かれている場合、往復料金は「5,629円」になります。

ステップ3 予約内容を確認する

ステップ2で選んだ列車情報が表示されるので、間違いがないか確認しましょう。

https://www.omio.jp/
往路のチケット

往路のチケットが表示されます。
座席クラスや料金などを変更したい場合は「チケットを編集」をクリックしましょう。

https://www.omio.jp/

ここでは、以下の3つの項目が変更できます。

  • 座席クラス
  • 運賃
  • 予約席
    「座席の好みを更新」をクリックすると、座席の好みを登録できます。
    座席を選んだら「お気に入りの座席を保存」をクリック。
https://www.omio.jp/

Omioでは座席の指定はできません!(残念)
指定できるのは「シングル窓側席」「中」「窓側」のみ。

フレッチャロッサもイタロも2人席なので、通路側がいい人は「中」を選ぶと通路席にしてくれる可能性が高くなりそう。
「絶対に席を指定したい!」という人は、トレニタリア(イタリア国鉄)またはイタロの公式サイトからの予約がおすすめです。(座席指定は有料)

変更が終わったら「チケットの詳細を保存」をクリック。

現地滞在時間

目的地に到着してから、目的を出発するまでの時間が表示されます。

現地に滞在する時間がどれくらいか、一目でわかるので便利。
とくに日帰り観光する場合、どれくらい観光の時間があるかすぐにわかります。

復路のチケット

復路のチケットが表示されます。
ここでも、座席クラスや料金などを変更したい場合は「チケットを編集」をクリックすれば変更できます。

列車の経路

往復の列車の経路が表示されます。

「行き」「帰りのチケット」を切り替えれば、往復の経路が確認できます。
とくに乗り換えがある場合は、どの駅で乗り換えればいいのか一目でわかるので便利!

旅の詳細を共有する

列車情報などを誰かと共通したい場合は「共有する」をクリックすれば共有できます。

チケットの合計金額

チケットの金額に間違いがないか確認しましょう。

間違いがなければ「お客様の詳細へ」をクリック。

ステップ4 乗客情報を入力する

乗客情報を入力しましょう。

入力する情報はこちらの6つ(必須は5つ)です。

  • メールアドレス(必須)
  • 名前(必須)
  • 苗字(必須)
  • 生年月日(必須)
  • 居住地/地域(必須)
  • FrecciaRossaの割引カード番号

入力したら「旅程詳細の確認」をクリック。

ステップ5 支払情報を入力して支払う

支払方法を選択して必要な情報を入力しましょう。
支払い方法は

  • クレジットカード
  • PayPal
  • GPay

の中から選べます。(2023年4月現在)

「チケットが変更できるか、返金があるかを知りたい」という場合は、右側の「チケットの詳細をご覧ください」をクリックしましょう。
購入しようとしているチケットが変更できるか、返金はあるかなどの条件がわかります。

たとえば、このチケットは往復ともに返金不可・変更不可です↓

支払いが完了したら、登録したメールアドレスにEチケットが届くので確認しましょう。

列車に乗る当日は、Eチケットをスマホやタブレットで提示すればOKです。

イタリアの駅は改札がない所が多いです。
ボローニャ中央駅・モデナ中央駅ともに改札はないので、当日はそのまま予約した列車に乗ってOK!
発射後に検札が回ってきたら、スマホやタブレットでEチケットを見せましょう。

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Omioが使いやすいポイント3つ

日本語でイタリアの高速列車を検索・予約できるOmio。

すべて日本語で確認できるので、

英語のサイトでの予約は不安……。
英語のサイトでの決済って大丈夫?

という人でも安心して予約できます。
日本語で決済できるのもありがたいですよね♪

私がOmioを使ってみて、とくに使いやすいと思ったポイントはこちらの3つ。

  • フレッチャロッサとイタロの料金が比較できる
  • どのルートを通る列車なのかが地図上でわかる
  • チケットの種類やクラスなどが一目でわかる

ひとつずつ、詳しく見ていきましょう。

1. フレッチャロッサとイタロの料金が比較できる

Omioは料金比較サイトが日本語対応したものなので、いろいろな列車会社の列車料金が比較できます。

イタリアのサイトから、フレッチャロッサとイタロを検索・予約しようとすると……

  • トレニタリアのサイトでフレッチャロッサの料金を調べる
  • イタロのサイトで料金を調べる
  • 2つのサイトを比較して予約する列車を決める

こんな面倒な手順が必要なのですが(汗)、Omioだとフレッチャロッサの料金もイタロの料金も同じページで見られます。

https://www.omio.jp/

ひと目でフレッチャロッサやイタロの料金がわかるので、とっても便利!
「フレッチャロッサかイタロ、安い列車に乗りたい」という人にはOmioがおすすめです♪

フレッチャロッサとイタロ、かなり料金差がありますね……。
以前は同じくらいの料金だったような気がするのですが、2023年4月現在はフレッチャロッサの方が断然安いです。

2. どのルートを通る列車なのかが地図上でわかる

Omioでは、列車がどのルートを取って目的に着くのかが地図上でわかります。

例えば、ボローニャからフィレンツェへの「フレッチャロッサ」の上にカーソルを合わせると……

ボローニャからフィレンツェまで直通なのがわかりますよね。

その下の、乗り換えが1回あるローカル線を見てみると……

  1. ボローニャ中央駅 ⇒ プラート中央駅
  2. プラート中央駅 ⇒ フィレンツェ中央駅

この列車はプラートを経由する列車なのがわかります。

トレニタリアのサイトだと、列車のルートを見るのにインフォメーションマークをクリックする必要があるので、列車を選ぶページに地図が表示されているのはとっても便利!

3. チケットの種類やクラスなどが一目でわかる

Omioは日本語対応サイトなので、自分が購入するチケットの種類やクラスなどが一目でわかります。
日本語のサイトはやっぱりわかりやすいですよね。

自分が購入するチケットがキャンセルができるか、手数料が必要か、などの条件も一目でわかりますよ♪

一番安いチケットは変更・返金ができないことがほとんど。
現地での予定がはっきりしない場合は、変更できるチケットを購入するか、現地の自動券売機などで購入するのがおすすめです。

\ 日本語でカンタン予約! /

Omioのちょっと使いにくいポイント3つ

日本語対応なので、安心してイタリアの高速列車の予約ができるOmio。

でも、私が実際に使ってみて「ここは使いにくいなぁ」と感じたポイントがいくつかありました。
「Omioのちょっと使いにくいと感じたポイント3つ」はこちら。

  • 時間帯の指定ができない
  • 高速列車のみの指定ができない
  • 座席指定ができない

ひとつずつ、詳しく見ていきましょう。

1. 時間帯の指定ができない

Omioでは、検索したい列車の時間帯が指定できません。
月日を指定すると、その日の一番早い時間帯からズラッと出てきます。

「〇時台の列車を探したい」「〇時以降の列車を探したい」ときにはちょっと不便……。

とくに「〇月△日の遅い時間帯の列車を探したい」というときには、朝からズラッと出てくる列車のページをスクロールして、下の方の列車を探す必要があります。

時間帯も指定できると、もっと使いやすくなるのになぁ……。

2. 高速列車のみの指定ができない

Omioでは「高速列車のみを探す」「ローカル列車のみを探す」という指定ができません。

日程や人数を入れて列車を検索すると、ローカル列車の時刻表も必ず一緒に出てきます。

高速列車のみをサクッと探したい!というときにはちょっと不便……。

3. 座席指定ができない

Omioでは、座席指定はできません。

トレニタリアやイタロのサイトだと有料でも座席指定ができるのですが、Omioはできないので「絶対に座席は指定したい!」という人にはちょっと辛いかも……(涙)

座席の指定はできませんが、座席の好みは指定できます。

たとえばフレッチャロッサの場合、列車を選択すると「クラス・運賃を選択」するページへジャンプします。
そのページの下の方に「予約席」の項目があるのですが……

「+€0」をクリックすると、座席の好みを登録することができるようになります。

「座席の好みを更新」をクリック!

好きな座席を選んで「お気に入りの座席を保存」をクリック!
座席の好みが反映されるので、そのまま乗客情報入力にすすみましょう。

チケットを購入したときに好みの座席が空いている場合は、予約できる可能性が高くなります。
ただ、必ずしも好みの席が取れる保証はないため、ちょっと運任せな感じもします……。

「絶対に4人でテーブル席を取りたい!」など好きな座席を予約したい場合は、トレニタリアやイタリアのサイトから予約するのがおすすめです。

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日本からイタリアの高速列車を予約して快適なイタリア旅行を

日本語で簡単にイタリアの高速列車の予約ができるOmio。

「旅行前に日本から列車予約をしたいけど、英語のサイトって不安」という人には、日本語で決済までできるのでとってもおすすめです。

早く予約をするほどお得なので、移動日が決まっている人は早めに予約してくださいね。

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Omioで予約すると座席指定ができないので「絶対に席を指定したい!」という人は公式サイトからの予約がおすすめです。

トレニタリア・イタロのサイトからのチケット購入方法はこちらの記事をどうぞ。

この記事を書いた人
  • 公認ハイヤードライバー
  • 日伊通訳

2008年より夫婦でイタリア個人旅行をサポート!

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