イタリアでただひとつ!モデナ郊外の「白牛のパルミジャーノ・レッジャーノ工場」へ行ってみよう
日本でもよく知られている「パルミジャーノ・レッジャーノ(Parmigiano Reggiano)」。
イタリアチーズの王様と言われている熟成チーズです。
日本で売られている粉チーズ「パルメザンチーズ」とはまったくの別物です……!
通常パルミジャーノ・レッジャーノはホルスタイン種のミルクでつくられるのですが、モデナ郊外の山の中に「白牛のミルク」を使うパルミジャーノ・レッジャーノ工場があります。
こちらの工場へ専用車でのご案内が可能になったので、今回は工場内の様子などをご案内します。
イタリアでも唯一の「白牛のパルミジャーノ・レッジャーノ工場」。
ボローニャやモデナに来たら、ぜひ見学しに来てくださいね。
パルミジャーノ・レッジャーノとは
パルミジャーノ・レッジャーノは、北イタリアのエミリア・ロマーニャ州でつくられるチーズ。
熟成期間が長いことから「イタリアチーズの王様」とも呼ばれている熟成チーズです。
生産地域は、パルマ・モデナ・ボローニャの西側・マントバの南側など。
パルミジャーノ・レッジャーノの生産地域と認められた地域で、厳しく決められた昔ながらのつくり方でつくられます。
パルミジャーノ・レッジャーノの生産地域以外で、同じようにつくられるのが「グラナ・パダーノ」チーズです。
パルミジャーノ・レッジャーノの最低熟成期間は12ヶ月。
12ヶ月経つと検査があり、合格するとパルミジャーノ・レッジャーノの焼き印が付きます。
これでようやく、パルミジャーノ・レッジャーノと認められるんです。
検査に合格してすぐに出荷されるのは稀。
ほとんどは24ヶ月・36ヶ月まで熟成されて出荷されます。
白牛のパルミジャーノ・レッジャーノとは
一般のパルミジャーノ・レッジャーノがホルスタイン種のミルクを使ってつくられるのに対し、白牛のパルミジャーノ・レッジャーノは「モデナ県の山の中に生息する白牛」のミルクを使ってつくられます。
昔はたくさんいたモデナの白牛ですが、現在はほんの一部のみ。
少し前までは、モデナ県にもう一軒「白牛のパルミジャーノ・レッジャーノ」をつくるパルミジャーノ工場があったらしいのですが廃業してしまったそう。
現在は、こちらが唯一の「白牛のパルミジャーノ・レッジャーノ」工場です。
白牛のパルミジャーノ・レッジャーノ工場内部の様子
工場内部の様子を写真で紹介します。
直売所から中に入ります。
直売所では、白牛のパルミジャーノや普通のパルミジャーノの他にヨーグルトなどが購入できます。
直売所の奥で着替えたら、工場の中へ入りましょう!
チーズ作りが行われる部屋。
ここで掬い上げ~カット~型に入れる工程までを見学できます。
作業を見終わったら、階段で下の階へ。
下の階にある、塩漬け(写真上)と形づくり(写真下)の部屋。
型に入れて形が出来上がったら、塩水に漬けて塩分を中に入れます。
その後、モデナ県の白牛について紹介されたパネルが並んだ廊下(写真上)や、チーズをカットする作業室(写真下)を通って階下の熟成庫へ。
エレベーターで下の階に降ります。
パルミジャーノがずらっと並ぶ貯蔵庫を見学したら、上の階に戻ってお楽しみの試食!
パルミジャーノだけではなく、いろんな地元のチーズが楽しめる試食をお楽しみください。
試食の後は、直売所でパルミジャーノが購入できます。
白牛のパルミジャーノ工場へは専用車が便利です
イタリアでひとつしかない「白牛のパルミジャーノ工場」。
ボローニャやモデナに来たら、ぜひ立ち寄ってみてください。
モデナ郊外の山の中にあるので、工場へ行くには専用車が便利です。
Sol Levante Tourでは、ボローニャまたはモデナから専用車で日本人ドライバーがご案内しています。
専用車のお問い合わせはお気軽にどうぞ。
パルミジャーノ工場近くにある、修道院を改装したB&Bに泊まる1泊2日のプランもおすすめです。
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