初めてのイタリア旅行でも安心!イタリア・高速列車の乗り方を解説します

イタリア旅行者
イタリアの高速列車の乗り方は? 改札がないって本当?

 

そんなあなたの質問にお答えします。

 

実は、多くの都市では駅に改札がないイタリア。
(ミラノの地下鉄など改札がある駅もありますが、改札がない駅もたくさん……)

初めてイタリアに来ると、

「え?改札がないままホームについちゃった……このまま列車に乗っちゃっていいの?」

と迷ってしまう人も多いみたい。

私達のツアーでご案内する方からも、駅の改札についての質問を受けることがよくあります。

当たり前に駅に改札がある日本。
改札がないままホームに出てしまったら、そりゃビックリしますよね。

 

そこでこの記事では、イタリアの高速列車の乗り方を紹介します。

都市によって高速列車の乗り方が違う場合があるので、いくつかの駅のケースを紹介しますね。
イタリアに旅行に来る前に、ぜひ目を通してみてくださいね!

 

目次

高速列車とローカル列車の違いは?

イタリアの高速列車といえば、「フレッチャロッサ(frecciarossa)」と「イタロ(Italo)」があります。

※2つの列車の違いについては、こちらの記事で詳しく説明しています。

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イタリアの主要都市を結ぶ高速列車は、日本の新幹線のように専用の線路を走るので

 

遅延が少なく、都市間をスピーディに移動できる

のが特徴。

 

SATOKO
私がイタリアに来た15年前には高速列車の専用線路がなかったので、ローカル列車が遅れるとすべての列車が遅れるという事態に……(汗)。
イタリアの列車事情はひどい!と旅行者の間では有名でしたが、高速列車専用線路ができてからは遅延も少なくなり昔に比べると快適になりました。

 

1分遅れるだけで「ご迷惑をおかけし……」と車内アナウンスが入る日本のように正確ではありませんが、イタリアにしては(笑)かなり正確なスケジュールで運行されています。

ただ、どこかで電気系統などのトラブルがあると全列車に影響がでることもあります。
日本のように完璧!に運行されているわけではないので注意。

 

SATOKO
日本では考えられないようなトラブルが起きることがあるイタリア。
旅行のスケジュールを立てる時には、予定を詰め込みすぎず余裕のあるスケジュールを立ててくださいね!

 

 

一方、イタリアのローカル列車は地方都市に行くときに便利。
高速列車よりも時間がかかりますが、地元の人が多く乗っているので「のんびり列車の旅」を楽しみたい人にはローカル列車もおすすめ。

旅行者やビジネスマンが多い高速列車に比べ、ローカル列車は学生や移民の人も多く利用します。
安全性は少し落ちるので、大きなスーツケースなどを持って移動するのはあまりおすすめしません。
安全に移動したい、という人には、やはり高速列車がおすすめです。

 

 

イタリアの高速列車の乗り方は?

ほとんどの駅に改札がないイタリア。

改札があるのが当たり前な日本人からすると、「え?改札がないってどういうこと?ホームにはどうやって行くの?」と不安になりますよね。
ここでは、イタリアでの高速列車の乗り方を詳しく紹介します。

 

SATOKO
イタリアは地方ごとにシステムが違う場合があるので、旅行場所によっては少し違うかもしれません。
今回ご紹介するシステムは北・中部イタリア(ミラノ~ローマ辺りまで)のものになります。南イタリアはもしかすると違うかもしれないので、南イタリアに行かれる方は他のサイトで調べてくださいね。

 

 

イタリアの高速列車の切符を買う

高速列車の切符を買う方法は以下の2つ。

  • 事前にインターネットから買う
  • 当日、駅構内の自動券売機で買う

インターネット、自動券売機から買う方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

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SATOKO
ネットで事前に購入する場合、購入後にメールにてEチケットが送られてきます。
Eチケットを印刷して、ご旅行時にはお待ちくださいね!

 

各駅の高速列車乗り場へ

通常、高速列車は各都市の中央駅からの発着となります。

都市によっては「中央駅=Stazione Centrale」という名前が付いていないので注意!
例えば……フィレンツェ:Firenze Santa Maria Novella(S.M.N.)
ヴェネツィア:Venezia Santa Lucia
ローマ:Roma Terminiなど、「Centrale」が名前に付いていない中央駅がいくつかあります。

中央駅の構内に入ったら、列車乗り場を目指しましょう。

駅によって、

  • 高速列車専用のホームがあるところ
  • 他のローカル列車と同じホームを使うところ

に分かれます。

例えば、

  • 高速列車専用のホームがあるところ⇒ボローニャ
  • 他のローカル列車と同じホームを使うところ⇒ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマ

ほとんどの駅が他のローカル列車と同じホームなので、列車のホームを目指せばOK。

ボローニャは高速列車専用ホームが新しくできたため、少しややこしくなってしまいました。
ボローニャの中央駅構内について、詳しくはこちらの記事で紹介しています。

 

ほとんどの駅で、ホームに入るのに改札はありません。

ミラノの中央駅は、ホームの入り口に係員がいて切符を見せて中に入るシステムになっていますが、その他の駅はそのままホームまで行けるので自分の予約した列車にそのまま乗ることができます。

誰もチェックをしないので「え?このまま乗っちゃっていいの?」と心配になってしまう人も多いみたいですが、そのまま乗ってしまって大丈夫!

自分の予約した車両に乗り、予約した席に座りましょう。

 

SATOKO
発車後に検札が回ってくるので、切符またはEチケットを提示してくださいね!

 

この記事を書いた人

2006年よりイタリア在住。2児の母。
日伊通訳&ライセンスドライバー。
専用車にて個人旅行を快適に楽しみたい旅行者をサポートしています。

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