モデナ地方の老舗バルサミコ酢工場「Acetaia Leonardi(アチェタイア・レオナルディ)」

2024年4月26日

※当サイトはアフィリエイトリンクを含みます。記事内容は公平さを心がけています。

[temp id=2]

モデナ県にはたくさんのバルサミコ酢工場があるのですが、その中でも有名な老舗バルサミコ酢工場が「Acetaia Leonardi(アチェタイア・レオナルディ)」。

1870年創業で、現在は4代目のオーナー。
ブドウ作りから熟成までを自分たちでしている、大きいながらも家族経営のバルサミコ酢工場です。

このバルサミコ酢、以前に「Sol Levante Tour BLOG」で少し紹介したことがありました。

Sol Levante Tourブログ

404: ページが見つかりませんでした | Sol Levante Tourブログ

今回は、日本のお店でこのレオナルディのバルサミコ酢を使っている方の、視察見学に通訳として同行しました。

1871年創業の老舗バルサミコ酢工場。
ヨーロッパの王族の結婚式の晩餐会で使われるなど、有名なバルサミコ酢工場です。

ここではガイド付きツアーを予約していたのですが、他の見学者が到着するまで少し時間があったので中の直売所を見せてもらいました。
(待っている間に冷たいジュースのサービスがありました。うれしい～♪)

さすがは老舗工場。直売所も広いです。

広い直売所にはたくさんの商品が所狭しと並んでいます。
どれを買うか、迷ってしまいそうですね。

日本のお店でも使っているというホワイトバルサミコ酢も売っていました。

【ホワイトバルサミコ酢って？】
ぶどうジュースを煮詰めてから作るバルサミコ酢。
白ブドウのジュースだけを使っても、煮詰めている途中でどうしても黒くなってしまうと聞いたことがあったので、どのようにして白いバルサミコ酢を作るのか聞いてみました。

【ホワイトバルサミコ酢作りのポイント】
①白ブドウ(トレビアーノ)だけを使う
※普通のバルサミコ酢は赤ブドウ(ランブルスコ)と白ブドウ(トレビアーノ)を混ぜて作ります

②真空の窯で空気に触れさせないようにして煮詰める
※空気に触れるとどうしても黒くなってしまいます
空気に触れさせないことで、煮詰めても白さが保てるんだそう

③オークの樽に入れて熟成させる
オークの樽で熟成させることで黄金色になります

直売所を見ているうちに、ツアーの時間が。
ガイドと一緒に工場の中を見学してきました。

ガイド付きツアーは英語またはイタリア語で、事前予約が必要になります。
ツアーの予約はLEONARDIの公式サイトからできます↓

https://www.acetaialeonardi.it/en/vinegar-plant-tours(英語ページ)⇒

ツアー中に、樽が並ぶ熟成庫で3種類のバルサミコ酢を味見させてもらいました。

①GINEPRO(ビャクシン・ヒノキ科の針葉樹)の樽で20～25年ほど熟成させたもの
②サクランボの木の樽で20～25年ほど熟成させたもの
③100年熟成させたもの

私たちがツアーでご案内している小さなバルサミコ酢工場では25年熟成までしか作っていませんが、ここは100年熟成が！

滅多に食べられない100年熟成のバルサミコ酢。
ありがたく味わっていただきました～♪

100年熟成のバルサミコ酢は、ここの直売所でも販売しています。
小さな瓶でとっても高いですけど・・・(汗)

見学後は、直売所に戻って軽食のサービスがありました。
(今回は顧客の視察見学だったためランチぐらいの量が出ましたが、見学コースによっていろいろなサービスがあるようです)