イタリアのBAR(バール)で何を注文すればいいか分からない人必見!イタリアのバールの飲み物まとめ

私たちのツアーでご案内するお客様との会話でよくあるのが、

というもの。
そうそう、イタリアでカフェと言えばエスプレッソなので、
「コーヒーはイタリア語でカフェだから・・・カフェ!」
と注文すると100%エスプレッソが出てきます。
・・・と言うわけで、今回は、

というあなたのために、イタリアのバールにある飲み物を紹介します。
これを知っていれば、イタリアのバールでサッと飲みたい物を注文できるはず!
イタリアに行く前に、ぜひチェックしてくださいね~♪
私の詳しいプロフィールはこちらから♪
夫婦で安全快適なイタリア個人旅行をお手伝い!こちらのサイト、ブログでも現地情報を発信中です。
◆Sol Levante Tour ◆ボローニャモデナウェブ
コーヒー類のメニュー
エスプレッソ(Espresso)
イタリアでコーヒーと言えばエスプレッソなので、
カッフェ・ペルファヴォーレ!(コーヒーをください)
と注文すると、間違いなくエスプレッソが出てきます。
エスプレッソが欲しい場合は、「カッフェ(caffè)」と注文すればOK!
カフェ・ルンゴ(Caffè lungo)
エスプレッソを抽出する際、お湯を多めに入れたもの。
濃~いエスプレッソは苦手……でも、イタリアのコーヒーを楽しみたい!
と言う人はこの「カフェ・ルンゴ」か、下↓の「カフェ・マキアート」がおすすめ♪
カフェ・マキアート(Caffè macchiato)
「エスプレッソはちょっと苦くて飲みにくい・・・」という人は、エスプレッソの上に泡立てたミルクを載せたカフェ・マキアートがおすすめ。
エスプレッソの小さなカップで出てきます。
お好みで砂糖を入れ、かき混ぜてからどうぞ♪
ミルクが入るので、エスプレッソの苦みが抑えられて飲みやすくなりますよ。
ラテ・マキアート(Latte macchiato)
日本だと「カフェラテ」の名前で知られている、いわば「コーヒー牛乳」。
多めの牛乳にエスプレッソが入っています。
カプチーノ(Cappuccino)
日本でもお馴染みのカプチーノ。
ボローニャ・モデナの辺りでは「カップッチョ」と言ったりもします。
(他の地方でもこう言うのかは不明・・・)
イタリア人はカプチーノを朝(午前中)しか飲みません。
カプチーノはミルクが多いので、午後や夕方に飲むとミルクが胃にもたれるんだとか。
カフェ・マロッキーノ(Caffè marocchino)
マロッキーノ(=モロッコ風の、モロッコの)と名前が付いたコーヒーがあります。
私は普段あまり注文することはないのですが、どこのBAR(バール)でも見るメニューです。
レシピは、
・エスプレッソ+泡立てたミルク+カカオパウダー
・ホットチョコレート+エスプレッソ+泡立てたミルク
・チョコレートクリーム+エスプレッソ+泡立てたミルク
などバールによって様々。
通常透明なグラスに入っていて、横から見ると層がきれいなコーヒーです。(写真がなくてごめんなさい!)
カフェ・シャケラート(Caffè schakerato)
夏に飲む機会が多い、冷たいエスプレッソ。
エスプレッソと氷(お好みで砂糖も)をシェーカーに入れてフリフリ・・・。
冷たくなったエスプレッソをグラスに入れたものが「カフェ・シェケラート」。
カクテルのようなグラスで出てくることが多いです。
注文すると「Zucchero?(ズッケロ?=お砂糖は?)」と聞かれるので、
・入れてほしい場合は「Si(スィ)」
・いらない場合は「No(ノ)」
・少しだけ入れてほしい場合は「Poco(ポコ)」
と答えると好みに合わせて作ってくれますよ♪
カフェ・アメリカーノ(Caffè americano)
いわゆる日本でいう「コーヒー」。
イタリアで「カフェ」と注文するとエスプレッソが来てしまうので、日本のようなコーヒーが飲みたい人は「カフェ・アメリカーノ」と注文しましょう。
コールド・ブリュ(Cold Brew)
イタリアではアイスコーヒーを見つけるのが至難の業だったのですが、最近はバールによっては夏になると「コールド・ブリュ(=水だしコーヒー)」がメニューに加わるところが出てきました。
メニューに「Cold Brew」を見つけたら、アイスコーヒーのこと。
是非注文してみてくださいね!
ボローニャ・モデナでコールド・ブリュが飲めるお店はこちら↓
カフェ・デカフェイナート(Caffè decaffeinato)
カフェイン抜きのエスプレッソを「カフェ・デカフェイナート」と言います。
通常は縮めて「デカ(deca)」という事が多いので、注文する時には「カフェ・デカ(Caffè deca)」と言えばOK。
カフェ・アル・ジンセン(Caffè al Ginseng)
ジンセン(Ginseng)とは高麗人参のこと。
高麗人参入りのエスプレッソです。
お砂糖を入れなくても甘い口当たりなので、エスプレッソの代わりにこれを飲む人も増えているとか。
その他のメニュー
テ・カルド(Tè caldo)
温かい紅茶のこと。
バールによっては「Limone?(リモーネ=レモンは?)」と聞かれるので、
・ほしい場合は「Si(スィ)」
・いらない場合は「No(ノ)」
と答えましょう♪
テ・フレッド(Tè freddo)
日本のようなアイスティーはないので、冷たい紅茶を注文するとペットボトルに入った紅茶が出てきます。
紅茶の種類にもよりますが、かなり甘い物もあるので注意!
チョコラータ・カルダ(Cioccolata calda)
ホットチョコレート。
秋冬になるとバールでたくさんの人が飲んでいるのを見かけます。
ホットチョコレートを注文すると「Panna?(パンナ?=生クリーム)」と聞かれるので
・ほしい場合は「Si(スィ)」
・いらない場合は「No(ノ)」
と答えましょう♪
Succo di frutta(スッコ・ディ・フルッタ)
フルーツジュースです。
日本のようなサラっとしたジュースではなく、ネクター(今もあるかな?)のようなドロッとしたジュースが多いので、暑い夏に飲むにはちょっと・・・かも。
種類は、
・Pesca(ぺスカ=桃)
・Pera(ペーラ=洋ナシ)
・Albicocca(アルビコッカ=アプリコット)
・Ace(アーチェ=オレンジ、ニンジン、レモンのミックスジュース)
ならどこのバールにもあるはず。
この中だとAce(アーチェ)が一番サラっとしています。
ドロッとしたジュースが苦手な人はアーチェを選ぶと◎。
「桃のジュース」「洋ナシのジュース」などど注文したい時は、
・Succo di pesca(スッコ・ディ・ぺスカ=桃のジュース)
・Succo di pera(スッコ・ディ・ペーラ=洋ナシのジュース)
・Succo di albicocca(スッコ・ディ・アルビコッカ=アプリコットのジュース)
・Succo di ace(スッコ・ディ・アーチェ=オレンジ、ニンジン、レモンのミックスジュース)
と言うとスムーズ♪
炭酸飲料
・コカ・コーラ「Coka(コーカ)」
・オレンジ風味の炭酸(ファンタ・オレンジのようなもの)「Aranciata(アランチャータ)」
はどこのバールにもあります。
通常、バール内にある冷蔵庫に炭酸飲料や水のペットボトルが並んでいるので、冷蔵庫から自分で取ってカウンター(レジ)で支払います。
席に座って注文する場合は、コーラやアランチャータを注文するとペットボトルで出てきます。
(バールによっては、グラスも持ってきてくれます)
※コーラやアランチャータを注文した時に「グラスと氷が欲しい!」場合は・・・
【グラスが1つの場合】
Un bicchiere e ghiaccio, per favore.
(ウン・ビッキエレ・エ・ギアッチョ、ペル・ファヴォーレ=グラス1つと氷をください)
【グラスが2つの場合】
Due bicchieri e ghiaccio, per favore.
(ドゥエ・ビッキエリ・エ・ギアッチョ、ペル・ファヴォーレ=グラス1つと氷をください)
【グラスが3つの場合】
Tre bicchieri e ghiaccio, per favore.
(トレ・ビッキエリ・エ・ギアッチョ、ペル・ファヴォーレ=グラス1つと氷をください)
と言えばOK。
※単数、複数で名詞の形が変わるイタリア語。
そこでつまずいてしまう人も多いようですが、旅行だと単数形、複数形が間違っていても通じます。
ジェスチャーを交えればかなり通じるので、どんどん話してみてくださいね♪
例えば「2つのグラス」が欲しい時・・・
指で「2」をしながら「ドゥエ・ビッキエレ」と言えば、複数形の変換は間違っていますが通じますよ!
アクア(Acqua)
ミネラルウォーターです。
イタリアには「普通の水」と「炭酸水」があるので、水を注文すると必ずこう聞かれます。
「Naturale?Gassata?(またはFrizzante?)」(ナトゥラーレ?ガッサータ?フリッツァンテ?)
注文時に、
「Acqua naturale」(アクア・ナトゥラーレ=普通の水)
「Acqua gassata(またはAcqua frizzante)」(アクア・ガッサータまたはアクア・フリッツァンテ=炭酸水)
と注文するとスムーズ。
ほとんどのバールは店内にある冷蔵庫の中に水のペットボトルが入っているので、自分で取ってカウンター(レジ)に持っていき支払うことが多いです。
水のメーカーによってはガス入り、ガス無しの表示が分かりにくいことがあるので注意!
※通常、ラベルに「Naturale」「Frizzante」と書いてあります。
パッと見てすぐに分かるように、炭酸水のボトルは青や緑などの色が付いていることが多いです。
バールで飲み物を注文するときのイタリア語
「バールでコーヒーや飲み物を楽しみたい!……でも、どうやって注文すればいいの?」という人のために、ここでは簡単な注文方法やイタリア語を紹介します。
飲み物を注文する時は
(ウン・カップッチーノ・ペル・ファヴォーレ)
=カプチーノを1つください
(ドゥエ・カッフェ・ペル・ファヴォーレ)
=エスプレッソを2つください
(ウン・カッフェ・エ・ウン・カッフェ・マッキアート・ペル・ファヴォーレ)
=エスプレッソを1つとカフェ・マキアートを1つください
ちゃんと通じますよ♪
たとえば「Cappuccino」は
1つのとき⇒Cappuccino(カップッチーノ)
2つ以上のとき⇒Cappuccini(カップッチーニ)
ですが、2つ以上のときにCappuccinoを使って「Due Cappuccino(ドゥエ・カップッチーノ)
」と言っても通じます。欲しい数だけしっかり伝えてくださいね!
due(ドゥエ)=2
tre(トレ)=3
quattro(クワットロ)=4
cinque(チンクエ)=5
sei(セイ)=6
sette(セッテ)=7
otto(オット)=8
nove(ノーヴェ)=9
dieci(ディエチ)=10
指で数を示しながら「Cappuccino per favore.(カップッチーノ・ペル・ファヴォーレ)」と言えばみんな分かってくれるはず(笑)
イタリアに来たらバールでコーヒータイムを楽しんで♪
今回は、イタリアのバールならどこでもある飲み物をまとめました。
イタリアの町を歩けば至るところにあるバール(Bar)。
昔はカウンターだけのバールが多く「カウンターでエスプレッソをクイッと飲んでサッと出ていく」というスタイルでしたが、最近はテーブル席もあるオシャレなバールが増えてきました。
イタリアに来たら、ぜひバールでコーヒータイムを楽しんでくださいね!
いろんなバールを巡ってみるのも楽しいかも♪