【はじめてのイタリア旅行でも安心!】イタリアのBAR(バール)で頼める飲み物&バールでの注文方法を解説

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イタリアでバールに行ってみたいけど……。どんな飲み物があるの?どうやって注文すればいいの?

こんな疑問はありませんか?

この記事では、イタリア旅行初心者さんのために

  • イタリアのBAR(バール)でコーヒーを注文するときの注意点
  • イタリアのBAR(バール)で頼める飲み物一覧
  • イタリアのBAR(バール)でAperitivo(アペリティーボ)を楽しもう
  • イタリアのBAR(バール)で使えるイタリア語

を紹介します。

「イタリアのバールに入ってみたいけど、うまく頼めるか不安……」「どんな飲み物があるのか知りたい」という人は、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

イタリアのBAR(バール)でコーヒーを注文するときの注意点

私たちのツアーでご案内するお客様との会話でよくあるのが、

コーヒーを注文したら、小さなカップでエスプレッソが出てきました……(涙)

というもの。

そうなんです。
イタリアでカフェと言えばエスプレッソなので「コーヒーはイタリア語でカフェだから……カフェ・プリーズ!」と注文すると100%エスプレッソが出てきます(涙)

「コーヒーと言えばエスプレッソだ!」と、コーヒーには絶対の自信を持っているイタリア人。

最近はアメリカンコーヒーを注文すれば対応してくれるところが多くなりましたが、ひと昔前は「え?アメリカン?あんな薄くてまずいものを飲むの?」という顔をされることも多々ありました(涙)

日本のようなコーヒーを頼みたい場合は……

Caffè Americano(カッフェ・アメリカーノ)

と言えばOK!

日本のようなコーヒーメーカーはないので、アメリカンを注文すると「大きめのカップに入ったエスプレッソ+お湯」が出てくることが多いです。ビックリしないでくださいね!

「自分で好きなだけ薄めてどうぞ」という感じなので、自分でお湯を入れて好きな濃さにして飲んでください(笑)

イタリアのBAR(バール)で頼める飲み物【コーヒー類】

イタリアのバールなら、どこでも頼める飲み物を紹介します。
まずはコーヒー類から。

エスプレッソ(Espresso)

Espresso(エスプレッソ)


イタリアでコーヒーと言えばエスプレッソなので、

Caffè, per favore.(カッフェ・ペルファヴォーレ)=コーヒーをください

と注文すると、間違いなくエスプレッソが出てきます。
エスプレッソが欲しい場合は「カッフェ(caffè)」と言えばOK!

カフェ・ルンゴ(Caffè lungo)

エスプレッソを抽出する際、お湯を多めに入れたもの。

「濃いエスプレッソは苦手……でも、イタリアのコーヒーを楽しみたい!」
と言う人は、この「カフェ・ルンゴ」か、この次に紹介する「カフェ・マキアート」がおすすめ♪

カフェ・マキアート(Caffè macchiato)

「エスプレッソはちょっと苦くて飲みにくい……」という人は、エスプレッソの上に泡立てたミルクをのせたカフェ・マキアートがおすすめ。

エスプレッソの小さなカップで出てきます。
小さなカプチーノのような感じ。

お好みで砂糖を入れ、かき混ぜてからどうぞ♪
ミルクが入るので、エスプレッソの苦みが抑えられて飲みやすくなりますよ。

日本でもお馴染みの「マキアート」。
イタリア語でmacchiato(マッキアート)とは、「シミのついた」という意味。
エスプレッソに少しミルクを入れるので、「エスプレッソ(カフェ)にミルクのシミがついた」と言う意味で「カフェ・マキアート」と呼ばれます。

※厳密に発音すると「カッフェ・マッキアート」ですが、「カフェ・マキアート」でも通じますよ♪

ラテ・マキアート(Latte macchiato)

日本だと「カフェラテ」の名前で知られている、いわば「コーヒー牛乳」。
多めの牛乳にエスプレッソが入っています

「カフェ・マキアート」とは逆に、こちらはミルクに少量のエスプレッソを入れるので「ミルクにエスプレッソ(カフェ)のシミがついた」と言う意味で「ラテ・マキアート」と呼ばれます。

※厳密に発音すると「ラッテ・マッキアート」ですが、「ラテ・マキアート」でも通じますよ♪

カプチーノ(Cappuccino)

日本でもお馴染みのカプチーノ。
ボローニャ・モデナの辺りでは「カップッチョ」と言ったりもします。
(他の地方でもこう言うのかは不明……)

イタリア人はカプチーノを朝(午前中)しか飲みません。
カプチーノはミルクが多いので、午後や夕方に飲むとミルクが胃にもたれるんだとか。

最近はランチの後や午後にカプチーノを注文しても普通に持ってきてくれるようになりましたが、私がイタリアに来た2006年頃は「え!?カプチーノ?ランチの後に……?」とびっくりされることが多かったです(笑)

カフェ・マロッキーノ(Caffè marocchino)

マロッキーノ(=モロッコ風の、モロッコの)と名前が付いたコーヒーがあります。
私は普段あまり注文することはないのですが、どこのBAR(バール)でも見るメニューです。

レシピは、

  • エスプレッソ+泡立てたミルク+カカオパウダー
  • ホットチョコレート+エスプレッソ+泡立てたミルク
  • チョコレートクリーム+エスプレッソ+泡立てたミルク

などバールによって様々。
通常透明なグラスに入っていて、横から見ると層がきれいなコーヒーです。(写真がなくてごめんなさい!)

カフェ・シャケラート(Caffè schakerato)

夏に飲む機会が多い、冷たいエスプレッソ。
エスプレッソと氷(お好みで砂糖も)をシェーカーに入れてフリフリ・・・。
冷たくなったエスプレッソをグラスに入れたものが「カフェ・シェケラート」。
カクテルのようなグラスで出てくることが多いです。

注文すると「Zucchero?(ズッケロ?=お砂糖は?)」と聞かれるので、

・入れてほしい場合は「Si(スィ)」
・いらない場合は「No(ノ)」
・少しだけ入れてほしい場合は「Poco(ポコ)」

と答えると好みに合わせて作ってくれますよ♪

カフェ・アメリカーノ(Caffè americano)

いわゆる日本でいう「コーヒー」。
イタリアで「カフェ」と注文するとエスプレッソが来てしまうので、日本のようなコーヒーが飲みたい人は「カフェ・アメリカーノ」と注文しましょう。

イタリアのバールには日本の様なコーヒーメーカーがないので、アメリカンコーヒーを注文すると「大きめのカップに入ったエスプレッソ+お湯」が出てくるところがほとんど。
(たまに、大きめのカップに薄められたエスプレッソが出てくるところもあります)
「お好きな濃さに薄めてどうぞ」ということなので、自分でお湯を入れて好きな濃さにして飲んでくださいね。

コールド・ブリュ(Cold Brew)

イタリアではアイスコーヒーを見つけるのが至難の業だったのですが、最近はバールによっては夏になると「コールド・ブリュ(=水だしコーヒー)」がメニューに加わるところが出てきました。

メニューに「Cold Brew」を見つけたら、アイスコーヒーのこと。
是非注文してみてくださいね!

カフェ・デカフェイナート(Caffè decaffeinato)

カフェイン抜きのエスプレッソを「カフェ・デカフェイナート」と言います。
通常は縮めて「デカ(deca)」という事が多いので、注文する時には「カフェ・デカ(Caffè deca)」と言えばOK。

カフェ・アル・ジンセン(Caffè al Ginseng)

ジンセン(Ginseng)とは高麗人参のこと。
高麗人参入りのエスプレッソです。
お砂糖を入れなくても甘い口当たりなので、エスプレッソの代わりにこれを飲む人も増えているとか。

その他のメニュー

コーヒー以外のメニューはこちら。

テ・カルド(Tè caldo)

温かい紅茶のこと。
バールによっては「Limone?(リモーネ=レモンは?)」と聞かれるので、

・ほしい場合は「Si(スィ)」
・いらない場合は「No(ノ)」

と答えましょう♪

バールによっては、いろいろな種類のティーバッグの中から好きな紅茶を選べるところがあります。
いろいろな種類のティーバッグを差し出されたら、好きなものを一つ選んで取ってくださいね。
サーブの仕方は、
・お湯が入ったカップ+ティーバッグで出てくるところ
・ティーポットにお湯とティーバッグ+カップが出てくるところ
などバールによって様々です。

テ・フレッド(Tè freddo)

日本のようなアイスティーはないので、冷たい紅茶を注文するとペットボトルに入った紅茶が出てきます。
紅茶の種類にもよりますが、かなり甘い物もあるので注意!

私は「SAN BENEDETTO」の紅茶が甘さ控えめで好きです♪

チョコラータ・カルダ(Cioccolata calda)

ホットチョコレート。
秋冬になるとバールでたくさんの人が飲んでいるのを見かけます。

ホットチョコレートを注文すると「Panna?(パンナ?=生クリーム)」と聞かれるので

・ほしい場合は「Si(スィ)」
・いらない場合は「No(ノ)」

と答えましょう♪

Succo di frutta(スッコ・ディ・フルッタ)

フルーツジュースです。
日本のようなサラっとしたジュースではなく、ネクター(今もあるかな?)のようなドロッとしたジュースが多いので、暑い夏に飲むにはちょっと……かも。

種類は、

・Pesca(ぺスカ=桃)
・Pera(ペーラ=洋ナシ)
・Albicocca(アルビコッカ=アプリコット)
・Ace(アーチェ=オレンジ、ニンジン、レモンのミックスジュース)

ならどこのバールにもあるはず。

この中だとAce(アーチェ)が一番サラっとしています。
ドロッとしたジュースが苦手な人はアーチェを選ぶと◎。

「桃のジュース」「洋ナシのジュース」などど注文したい時は、

・Succo di pesca(スッコ・ディ・ぺスカ=桃のジュース)
・Succo di pera(スッコ・ディ・ペーラ=洋ナシのジュース)
・Succo di albicocca(スッコ・ディ・アルビコッカ=アプリコットのジュース)
・Succo di ace(スッコ・ディ・アーチェ=オレンジ、ニンジン、レモンのミックスジュース)

と言うとスムーズ♪

炭酸飲料

・コカ・コーラ「Coka(コーカ)」
・オレンジ風味の炭酸(ファンタ・オレンジのようなもの)「Aranciata(アランチャータ)」

はどこのバールにもあります。

通常、バール内にある冷蔵庫に炭酸飲料や水のペットボトルが並んでいるので、冷蔵庫から自分で取ってカウンター(レジ)で支払います。
席に座って注文する場合は、コーラやアランチャータを注文するとペットボトルで出てきます。
(バールによっては、グラスも持ってきてくれます)

※コーラやアランチャータを注文した時にグラスと氷が欲しい!」場合は・・・

グラスが1つの場合

Un bicchiere e ghiaccio, per favore.
(ウン・ビッキエレ・エ・ギアッチョ、ペル・ファヴォーレ=グラス1つと氷をください)

グラスが2つの場合

Due bicchieri e ghiaccio, per favore.
(ドゥエ・ビッキエリ・エ・ギアッチョ、ペル・ファヴォーレ=グラス1つと氷をください)

グラスが3つの場合

Tre bicchieri e ghiaccio, per favore.
(トレ・ビッキエリ・エ・ギアッチョ、ペル・ファヴォーレ=グラス1つと氷をください)

と言えばOK。

単数、複数で名詞の形が変わるイタリア語そこでつまずいてしまう人も多いようですが、旅行だと単数形、複数形が間違っていても通じます。
ジェスチャーを交えればかなり通じるので、どんどん話してみてくださいね♪

例えば「2つのグラス」が欲しい時……
指で「2」をしながら「ドゥエ・ビッキエレ」と言えば、複数形の変換は間違っていますが通じますよ!

アクア(Acqua)

ミネラルウォーターです。
イタリアには「普通の水」と「炭酸水」があるので、水を注文すると必ずこう聞かれます。

「Naturale? Gassata?(またはFrizzante?)」(ナトゥラーレ?ガッサータ?フリッツァンテ?)

普通の水⇒「Naturale(ナトゥラーレ)」
炭酸水⇒「Gassata(ガッサータ)、またはFrizzante(フリッツァンテ)」
※炭酸水の言い方が難しい場合「Con gas(コン・ガス)」でも通じますよ!

注文時に、

「Acqua naturale」(アクア・ナトゥラーレ=普通の水)
「Acqua gassata(またはAcqua frizzante)」(アクア・ガッサータまたはアクア・フリッツァンテ=炭酸水)

と注文するとスムーズ。

ほとんどのバールは店内にある冷蔵庫の中に水のペットボトルが入っているので、自分で取ってカウンター(レジ)に持っていき支払うことが多いです。
水のメーカーによってはガス入り、ガス無しの表示が分かりにくいことがあるので注意!

通常、ラベルに「Naturale」「Frizzante」と書いてあります。
パッと見てすぐに分かるように、炭酸水のボトルは青や緑などの色が付いていることが多いですよ!

イタリアのBAR(バール)でAperitivo(アペリティーボ)を楽しもう

夕方になると、バールでお酒を飲んでいる人たちをよく見かけます。
これは、イタリアの文化「アペリティーボ」。夕食前に軽く飲む習慣です。

夕方になったら、ぜひバールでアペリティーボを楽しんでみてくださいね!

アペリティーボについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

バールで飲み物を注文するときのイタリア語

「バールでコーヒーや飲み物を楽しみたい!……でも、どうやって注文すればいいの?」という人のために、ここでは簡単な注文方法やイタリア語を紹介します。

飲み物を注文する時は

数 + 飲み物 + per favore.(ペル・ファヴォーレ)

でOK!たとえば……

Un cappuccino per favore.
(ウン・カップッチーノ・ペル・ファヴォーレ)=カプチーノを1つください

Due caffè per favore.
(ドゥエ・カッフェ・ペル・ファヴォーレ)=エスプレッソを2つください

Un caffè e un caffè macchiato per favore.
(ウン・カッフェ・エ・ウン・カッフェ・マッキアート・ペル・ファヴォーレ)
=エスプレッソを1つとカフェ・マキアートを1つください

単語は単数形と複数形で形が変わりますが「そんなの覚えられない!」という場合は、単数形のままでもOK。
単数形・複数形が間違っていても、ちゃんと伝わります♪

たとえば「Cappuccino」は、

  • 1つのとき ⇒ Cappuccino(カップッチーノ)
  • 2つ以上のとき ⇒ Cappuccini(カップッチーニ)

ですが、2つのときに「Due Cappuccino(ドゥエ・カップッチーノ)」「Tre Cappuccino(トレ・カップッチーノ)」と言っても通じます。
欲しい数だけしっかり伝えてくださいね!

【イタリア語の数もちょっと紹介】

uno(ウノ)=1 ※コーヒーに付ける場合は「Un(ウン)」になります
due(ドゥエ)=2
tre(トレ)=3
quattro(クワットロ)=4
cinque(チンクエ)=5
sei(セイ)=6
sette(セッテ)=7
otto(オット)=8
nove(ノーヴェ)=9
dieci(ディエチ)=10

「イタリア語の数って難しい!覚えられない……」という場合は、指で数を示せばOK!
指で数を示しながら「Cappuccino per favore.(カップッチーノ・ペル・ファヴォーレ)」と言えばみんな分かってくれますよ♪

イタリアに来たらバールでコーヒータイムを楽しんで

今回は、イタリアのバールならどこでもある飲み物をまとめました。

イタリアの町を歩けば至るところにあるバール(Bar)。

昔はカウンターだけのバールが多く「カウンターでエスプレッソをクイッと飲んでサッと出ていく」というスタイルでしたが、最近はテーブル席もあるオシャレなバールが増えてきました。

イタリアに来たら、ぜひバールでコーヒータイムを楽しんでくださいね!
いろんなバールを巡ってみるのも楽しいかも♪

この記事を書いた人
  • 公認ハイヤードライバー
  • 日伊通訳

2008年より夫婦でイタリア個人旅行をサポート!

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