【イタリアで実際にあったトラブル】イタリアでは釣銭詐欺に注意!もらったお釣りはその場でよく確認しよう
スリなどの軽犯罪が多いイタリア。
イタリアに行く、と言うと「スリに気をつけて!」と言われた‥‥という経験のある人も多いのでは?
イタリアでスリのほかに結構多いのが「釣銭詐欺」。
最近続けていろんな人から釣銭詐欺について聞く機会があったので、記事としてまとめておきます。
特にローマやミラノなど大きな都市に行く人は要注意!
「目の前でお釣りの確認をしたら失礼かな‥‥」なんて思わずに、お釣りをもらったらその場でしっかり確認してくださいね。
ケースその① 細かいコインで渡されお釣りをごまかされた‥‥
以前、私たちのツアーでご案内したAさんご夫婦。
当日の朝ローマからボローニャまで列車で移動だったのですが、ローマのテルミニ駅(中央駅)の売店で水を買った時にお釣りをごまかされたそう。
奥さんが1ユーロの水を買うのに10ユーロ札を出したところ、ジャラジャラと細かいコインでお釣りを渡され、数えにくくされたとのこと。
少し離れたところにいたAさんが、奥さんが持っているお釣りが明らかに足りないことに気づきました(数えると4ユーロしかありませんでした‥‥)。
すぐにAさんが売店に戻って「お釣りが足りない」と身振り手振りで伝えたところ、悪気もなくピラッと5ユーロ札を返してきたそうです。
(「知らない」「ちゃんと返した」などと言われなくて良かったです。とぼけて返してくれない人もいそう‥‥涙)
・ユーロコインをよく知らないだろうな。
・何かあっても文句を言わなさそうだな。
と思われたのかもしれません。
隙あらばカモを探しているこういう人たちは、釣銭をごまかせそうな人を見ています。
日本人はいいカモにされてしまうことがあるので、お釣りのごまかしに十分注意してください。
お釣りのごまかしに有効な対策はこちら。
- お釣りをもらったら必ずその場で確認する
「目の前で確認したら失礼かな」「後ろに並んでいる人に悪いかな」などと考えなくてOK。
しっかり釣銭を確認し、足りなければその場で言いましょう。
(後から戻って言っても「知らない」などととぼけられる可能性が高いです・・・) - いつも1ユーロや2ユーロコイン何枚か持っておく
釣銭が多くなるようなお金で払うと、今回の様に細かいコインで渡されるなどごまかされやすくなります。
お水を買う時用に、いつも1ユーロや2ユーロコインを何枚か取っておくようにすると釣銭をごまかされる可能性が低くなります。
※数ユーロの小銭ならポケットや小銭入れに入れておくと便利。
お財布をその都度空けてお札が見えたりすると、それをどこかから見られていてその後スリに遭ってしまった・・・ということも
数ユーロの小銭ならポケットや小銭入れに入れておくと便利です。
お財布をその都度空けてお札が見えたりすると、それをどこかから見られていて、その後スリに遭ってしまう危険性があるので注意!
薄型の小銭入れなら、パンツの前ポケットにも入るので便利です。
(後ろポケットに財布を入れるのは、危ないのでやめましょう‥‥)
ケースその② もらったお釣りの中にユーロによく似た外国のコインが‥‥
これはイタリア人が引っかかったケース。
(イタリア人でも引っかかるんですね‥‥しかも、ローマやミラノではなく田舎で起こったケースです)
お釣りとしてもらった後かなり経ってから気づいたので、どこでもらったのか特定はできないのですが、2ユーロコイン何枚かを含むお釣りの中に、ユーロ以外のコインが入っていました。
写真は、左が2ユーロコイン、右は外国(多分ブルガリア)のコイン。
大きさやデザインが似ているので、他のコインと一緒にもらうとすぐに見分けるのは難しいかもしれません。
こうやってユーロコインと並べると違いは一目瞭然ですが、外国のコインだけだとユーロコインを良く知らない外国人にとっては見分けるのは難しそう‥‥。
コインの裏のデザインも似ています。
ユーロコインは周りに星がありますが、外国のコインは文字が書いてありますね。
「ユーロコインの裏は、周りに星がある」と覚えておくと、ユーロ以外のコインと見分けが付きやすいかもしれません。
ローマやミラノの大都市だけでなく、地方でもこんな詐欺があるイタリア。
これからイタリアに来る皆さん、お気をつけて~!