【イタリア旅行】生ハム・チーズはお土産に持って帰れる？イタリアから日本へ持ち込めないものについて解説

こんな疑問はありませんか？

各地においしいものがたくさんあるイタリア。
「イタリアに行ったら、おいしいものをお土産にたくさん買って帰りたい！」という人も多いのではないでしょうか。

でも、食品をお土産にする場合は注意が必要です。
食品によっては、日本へ持ち込みないものがあります。

この記事では、とくに問い合わせが多い生ハムとチーズについて日本へ持って帰れるか解説します。
日本へ持ち込めないものについても解説しているので、「イタリアから日本へ持って帰れるものを知りたい！」という方はぜひ参考にしてください。

生ハムは日本へ持って帰れる？

旅行者が、イタリアから日本へ生ハムを持って帰ることはできません。
動物検疫所のサイトには、以下のように記載されています。

家畜伝染病予防法が改正され、2020年7月1日から

1. これまで最高100万円の罰金が、最高300万円に引き上げられました。
2. 肉製品などの畜産物を違法に持ち込んだ場合、300万円以下（法人の場合5000万円以下）の罰金又は3年以下の懲役が科せられます。
3. 動物検疫所の職員は、携帯品中の肉製品などの畜産物の有無について質問するとともに、検査を行うことができます。
4. また、違法に持ち込まれた肉製品などの畜産物を廃棄する権限を持ちます。
5. 違法な肉製品などの畜産物の持ち込み等により、逮捕された人もいます。
6. 税関に提出する申告書には、肉製品、動植物所持についての質問項目があります。正しく申告してください。
7. 手荷物の中に、輸入申告のない肉製品などの畜産物が確認された場合、罰則の対象になります。
8. 輸入検査の手続きでパスポートや搭乗券の情報を記録するため、検査に時間を要することがあります。

引用元：https://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/product/aq2.html

以前は見つかっても没収で済むケースが多かったようですが、2020年7月1日からは規定が厳しくなり「300万円以下（法人の場合5000万円以下）の罰金又は3年以下の懲役」が科せられるように‥‥。

空港の手荷物受取所（スーツケースを受け取る所）には検疫探知犬がいて、スーツケースの匂いを嗅いで回っています。
「真空パックに入れて荷物の奥に入れたから大丈夫！」は通用しません。
見つかると「300万円以下（法人の場合5000万円以下）の罰金又は3年以下の懲役」が科せられてしまうので注意しましょう。

動物検疫所の動画やパンフレットも参考にしてください。

チーズは日本へ持って帰れる？

チーズは日本に持って帰ることが可能です。
フレッシュチーズは持ち帰りが難しいですが、固形のチーズなら持ち帰れます。

バターやチーズの輸入には検疫が必要となっていますが‥‥↓

対象となる乳製品の範囲
HSコードで分類し、以下のものが対象となります。

0405（バター等）
＊乳等命令※で定めるバターオイル（ギーを含む。）を除く。

0406（チーズ等）
＊プロセスチーズを除く。

引用元：https://www.maff.go.jp/aqs/topix/dairy_products.html

自分で食べる分やお土産用のチーズは、10㎏以内なら検疫を受けずに持ち込むことができます↓

＊上記対象品のうち、以下に該当するものを除く。
販売又は営業上使用することを目的としていないものであって、10kg以下のもの（飼料用のものを除く。）

引用元：https://www.maff.go.jp/aqs/topix/dairy_products.html

10㎏以内であっても、販売や営業上使用することを目的とする場合は検疫が必要です。

自分用または家族・友人へのお土産ようなら、チーズは検疫を受けずに持ち帰ることができます。
旅行中いろんな所でチーズを購入する場合は、重さに注意しましょう！

日本へ持って帰れないもの・制限があるものは？

その他、日本へ持って帰れないもの・制限があるものはこちら。

＼日本への持ち込みが禁止されているもの／

＼日本への持ち込みが制限されているもの／

くわしくは、税関サイトの「日本へ入国する際の税関手続のご案内（PDF）」を確認してください。

生ハムは持って帰れないけどチーズは持って帰れます

旅行者がイタリアから日本へ生ハムは持って帰れないので注意が必要です。
持って帰れないのは残念ですが、イタリアにいる間にたくさん食べてくださいね。

チーズは日本へ持って帰れます。
チーズによっては匂いが強いものもあるので、購入時に真空パックに入れてもらうと◎！
日本よりも安く料金で買えるので、チーズ好きの方のお土産にぜひどうぞ。

旅行前には、お土産として持って帰れないものをしっかりチェックしてくださいね。