モデナに来たら絶対食べてみて!モデナ地方の郷土料理「Borlenghi(ボルレンギ)」
以前、モデナの郷土料理6つをランキングで紹介しましたが、その中でも2位にランクインした私も子どもたちも大好きなメニューが「Borlenghi(ボルレンギ)」。
普段会話をする時には複数形を使うので、この記事では複数形で書きます。
モデナのどのレストランでも食べられるわけではなく、食べられるレストランでも毎日は食べられないところも多い、ちょっと希少価値の高いメニューなんです。
今回は「モデナに来たら絶対食べてほしい!」と思っている「Borlenghi(ボルレンギ)」について紹介します。
「日本ではまだ知られていないものが食べてみたい!」という人は、ぜひモデナに来たらボルレンギを食べてみてくださいね!
Borlenghi(ボルレンギ)とは
モデナ地方の山の中で昔から食べられてきた「ボルレンギ」。
小麦粉、水(牛乳を使うことも)、塩のみで作る薄いクレープのような食べ物です。
昔は山村の貧しい人たちの食べ物として、モデナ地方の山の中で食べられていました。
(私たちが今住んでいる丘の上の小さな町でも、昔からボルレンギを食べていたそうです)
薄い生地なのでパリパリと香ばしくおやつ感覚で食べられるので、子供たちも大好きなメニューのひとつ。
モデナ地方の山の方のレストランに行くと郷土料理として食べられるのですが、毎日作っているレストランは少なく、
「毎週木曜日はボルレンギデー!」
「金、土の夜のみボルレンギあります」
と曜日を指定して出しているレストランが多いです。
私たちの家の近くのレストランでも、曜日によってボルレンギデーがあって……
ボルレンギが食べられる日には、店の前に「今日はボルレンギ!」と書かれてある看板が出ます。
我が家はみんなボルレンギが大好きなので、この看板を見て「今日ボルレンギがあるって!……食べに行く?」と夕食のメニューを決めることも(笑)
いつでも食べられるものではないから、この看板を見ると無性に食べたくなっちゃうんですよねぇ。
大きな丸い鉄板の上に生地をうすーく広げて焼き、パリパリになったら4つ折りにしてテーブルへ。
うーーん、大きいですね(笑)。
でも、薄くてパリパリなのでペロリと食べられます。
中にはラード、にんにく、ローズマリーを混ぜた「ペースト・モデネーゼ」を塗り、パルミジャーノ・レッジャーノを削ったものをかけてあることが多いです。
熱々のボルレンギに塗ったペーストが溶けておいしい~~♪♪
おつまみとしても、前菜としてもおいしく食べられるボルレンギ。
モデナ地方に来たら是非探してみてくださいね!