ボローニャはその昔運河の町だった!?ボローニャ旧市街にある運河が見える小窓
私たちのツアーでご案内する方に
ボローニャって、昔は運河の町だったんですよ~
と言うと皆さんびっくりされるのですが(今はその面影は残っていないので・・・)、15世紀頃にはボローニャにはたくさんの運河があり、その長さは80㎞以上にも及んだとか。
もともとは、北イタリアを横断するイタリア一長いポー川からボローニャまで水が引かれたのが12世紀、そこからボローニャの町中に大小の運河ができ、その運河はフェッラーラやヴェネツィアまで伸びていきました。
たくさんの水車も作られ、水力エネルギーによる絹織り産業も発展、絹織物をヴェネツィアまで売りに運河を使って運んでいたそう。
この辺りの歴史については、ボローニャ近郊にある「産業遺産博物館」で学ぶことができますよ!
たくさんあった運河は、20世紀前半の鉄道普及により不要になってしまったために埋められたり塞がれたりして、今はもうほとんど残っていません。
そんな運河の町だった頃の雰囲気を楽しめるポイントが、旧市街にあるので紹介しますね。
まだ残っている運河を、小さな小窓から除くことができます♪
ボローニャの郷土料理が楽しめるトラットリア「Trattoria dal Biassanot」のすぐ隣(トラットリアの右側)に、その小窓はあります。
小窓にはドアが付いています。
(この時はもう開いていましたが、閉まっている場合は押すと簡単に開きます)
小窓から向こう側を覗いてみると・・・
運河沿いに家が並び、何だかヴェネツィアの様な雰囲気♪
(工事中の布がかかっているのが残念ですが・・・)
小窓があるピエッラ通り(Via Piella)の反対側からも運河を見ることができますよ!
ボローニャ中央駅とマッジョーレ広場の真ん中あたりにある、運河が見える小窓。
旧市街散策時にぜひ立ち寄ってみてくださいね!