先日、バルサミコ酢工場に行った時に見た、バルサミコ酢を作る最初の過程。
詳しくはこちらの記事を見てくださいね↓
https://sollevantetourblog.com/227163322-html/
その時に奥さんのクララがある物をくれました。

紫色のプルプルとしたプリンのようなものなのですが・・・。
実はこれ、「Sugo スーゴ」と言って、ぶどうジュースを煮詰めた物(モスト・コット)に小麦粉を入れて固めた(トロッとさせた)もの。
スプーンですくって食べます。
プリンより硬い食感ですが、ぶどうの甘味がとってもおいしいデザートです。
私は、冷蔵庫で冷やして食べるのがお気に入り。
Crema dei poveri(貧者のクリーム)と呼ばれるこのクリームは、大昔からバルサミコ酢を作っている家で作られていたもの。
ぶどうを煮詰めるこの時期にだけ作ることができるもので、卵や砂糖が高価だった昔には、このクリームをデザートとして食べていたんだとか。
原材料は、ぶどうと小麦粉のみ。
ぶどうの自然な甘さがおいしい、この時期だけの限定デザートです。
他では見たことがなかったのですが、先日行ったモデナのマーケットで、お惣菜やさんのショーケースに並んでいるのを見かけました。
もしどこかで見かけたら、是非一度食べてみてくださいね!